- タイトルの秘密
- 役名の秘密
- 『ロマンス編』の秘密
- 『プリンセス編』の秘密(準備中)
- 『英雄編』の秘密(準備中)
- 猪木さん、倍賞さんと小山内さん
春馬さんが急逝された2020年7月18日は、劇場版『コンフィデンスマンJP』第2作『プリンセス編』が公開される7月24日の一週間でした。その日の夜に第1作『ロマンス編』が地上波で初めて放送され、『プリンセス編』のプロモーションが本格化する日でした。
『ロマンス編』は、フジテレビ開局60周年記念作品として制作され、2019年に公開されました。2019年は、1979年に第1シリーズの放送がはじまった『金八先生』にとって、放送開始40周年の記念の年です。
春馬さんと竹内さんが亡くなった背景に、『金八先生』をめぐるトラブルがあるのなら、劇場版『コンフィデンスマンJP』にも『金八先生』や小山内美江子さんに対するオマージュが隠されていると考えられます。
タイトルの秘密
『コンフィデンスマンJP』は信用詐欺師が主人公の物語です。小山内さんは、1968年4月6日から1973年4月7日まで、TBSで放送された伝説のアクションドラマ『キイハンター』で、春馬さんとゆかりの深い佐藤東弥さんの父、佐藤純彌さんと仕事をしています。キーハンターで小山内さんが脚本を担当した第154話のタイトルが「サギ師の皆さま ふところにご用心!」です。

コンフィデンスマンJPでは、よくダー子の部屋でパーティをして乾杯していますが、『キイハンター』のオープニングで乾杯のシーンがあります。

『コンフィデンスマンJP』でダー子たちは、だまし合い、裏切り合いをしますが、『キイハンター』第1話のタイトルは「裏切りのブルース」です。やはりキイハンターで小山内さんが脚本を担当した「詐欺師のみなさまふところにご用心!」から取られているようです。

地上波ドラマ版『コンフィデンスマンJP』では、遺跡捏造など様々な社会問題が題材となっています。これも、それぞれの時代の中学生を取り巻く社会問題を『金八先生』で取り上げた小山内さんへのオマージュと考える事ができます。
また、地上波ドラマ版『コンフィデンスマンJP』が放送された2018年は、1968年の『キイハンター』放送開始から、50周年の記念の年でした。『コンフィデンスマンJP』のドラマのリズム感は、『キイハンター』へのオマージュと考えられます。
「10. 1 『コンフィデンスマンJP』:タイトルの秘密」への4件のフィードバック