『カネ恋』第1話から第3話にかけては『ストロベリーナイト』『黄泉がえり』『真田丸』を連想させる表現があります。また、父親の逮捕や離婚がストーリーに盛り込まれていて、それが竹内さんに不安心理を与えたと考えられます。さらにNEWS23も竹内さんへの嫌がらせに関わっていた証拠があります。
第1話嫌がらせ
2020年9月15日に放送された『カネ恋』第1話冒頭、玲子は布団の中で目を覚まします。この時、玲子が来ている作務衣は苺色、つまりストロベリー色です。この時、玲子の目や口元はけだるそうで、寝覚めの演技として不自然です。

この表情は、2012年の連続放送に先立って、2010年に放送されたスペシャルドラマ『ストロベリーナイト』イメージ画像の竹内さんを真似たものだと考えられます。つまり、『カネ恋』冒頭から、苺色の作務衣を着ているときの玲子は、姫川玲子役である竹内さんの分身であることを暗示していたのです。

『カネ恋』では、背景で光が、反射して光っている場面が、何度もあります。光の反射は画面が見にくくなるので、ドラマ映像として不自然です。
この表現は2003年の映画『黄泉がえり』チラシで、竹内さんと草薙さんの写真の境界が光っている表現を真似たものだと考えられます。また、緑色の光は、『黄泉がえり』劇中、蘇った魂が緑色の光球として表現されているのを真似したものだと考えられます。




また、第1話には、玲子がくるみクッキーをベンチに腰掛けて食べる場面があります。この時も背景の木の向こうが光っていて、『黄泉がえり』に関係する嫌がらせのある事を暗示しています。

この時、松岡が食べているのは「くるみクッキー」ですが、くるみは『黄泉がえり』で竹内さんと共演した草薙さんの愛犬の名前です。竹内さんとくるみちゃんは、2018年にキヤノンEOS Kiss MのCMで共演しています。つまり、この場面は『黄泉がえり』を揶揄した、竹内さんへの嫌がらせの場面と考えられます。
『カネ恋』第1話では、玲子が子供の頃父親が自宅で警察に逮捕され連行される場面があります。『カネ恋』放送開始に先立って、木村ひさしの7月25日インスタ「二時間飲み放題1400円」は、2006年に起こった中村獅童さんの飲酒運転・不倫疑惑騒動が、竹内さんの周りで再び起こることを暗示していました。

その事を考慮すると、父親が逮捕される場面は、夫の中林さんが、獅童さんと同じように何かトラブルに巻き込まれて、逮捕されるかも知れないと、竹内さんを不安にする効果があります。
また、第1話のラストシーンで、玲子は慶太のジャケットの袖ボタンの糸がほつれているのを見つけると、唐突に慶太の上着をいきなりはぎ取ります。この場面の玲子の動作は、不自然に大げさで、制作者の何らかの意図があったはずです。
この時、背景で海に反射した夕日が光っていて、『黄泉がえり』を連想させます。つまり、竹内さんへの嫌がらせが意図されています。

この場面で、慶太が上着を脱がされあらわになったTシャツは、白地に紺、赤、グレーのストライブが入っていて、慶太と玲子の背景に緑の草むらがあります。この配色と同じパターンを持ち、隠されていたものを誇張して暴く事と関係するのは、週刊文春の電車中吊り広告です。

映画やドラマでは、衣装も重要な要素で、例えば登場人物ごとに、その性格や役割を反映したテーマ色が決められていますいる場合があります。このため、演劇関係者は衣装の色や柄に敏感です。
竹内さんはタブロイド誌とワイドショーがグルになったマッチポンプで騒ぎ続けられた結果、獅童さんとの離婚に追い込まれました。このため、タブロイド誌の代表格、週刊文春の中吊り広告の配色パターンは、竹内さんの脳裏に焼き付いていたと考えられます。
この場面の演出の目的は、私生活の些細なほころびを大げさに取り上げて書く週刊誌が、再び家族水入らずの生活を壊すと、竹内さんを不安に陥れる事だったと考えられます。
第2話嫌がらせ
2020年9月22日放送の第2話は、竹内さんが観た可能性のある最後の『カネ恋』です。この回の最後半部で、早乙女(三浦翔平)は変装して、子供とヒーローショーを観劇しているところを、板垣(北村匠海)に目撃されます。
第3話で、独身と公称している早乙女は、実は妻子のいる事がわかりますが、第2話のこの段階、早乙女がおおっぴらに子供と会えないことしか、視聴者はわかりません。獅童さんとの離婚を経験している竹内さんが観たら、離婚したせいで、父親が堂々と子供と会えなっていると思ったでしょう。

そして、それに続くラストシーンで、玲子は自分の部屋でダークオレンジ色の生地を裁ちばさみで二つに切ります。これは一つのものを二つに分断することの暗示です。具体的には離婚を暗示していると考えられます。

テレビドラマで、生地からこだわって衣装を作るものと言えば、大河ドラマです。この場面で玲子切っている生地の色のオレンジは、2016年大河ドラマ『真田丸』で、竹内さんが演じた茶々の衣装のテーマ色です。

苺色の玲子は『ストロベリーナイト』姫川玲子を表します。そして、オレンジ色は『真田丸』茶々を表します。つまり、この場面は、姫川玲子が茶々を切り裂いていることになります。
さらに言えば、竹内さん自身が、竹内さんの家族を引き裂こうとしていると暗示する場面になります。木村の7月25日インスタと合わせて、自分の家族がまた引き裂かれると、竹内さんを不安心理に陥れる事が、これらの場面の目的だったと考えられます。
第2話放送後のNEWS23嫌がらせ
第2話の本編終了後、東京地方で放送された、次回予告からNEWS23のチラ見せ映像までのTBS画面は、竹内さんの目を釘付けにして、彼女にショックを与えるNEWSを観ざるを得ないように計算されたものでした。まず、次回予告で劇場版『コンフィデンスマンJP』で共演した春馬さんの映像が流れます。

次に、当時放送されていた金曜ドラマ『キワドい2人-K2-池袋署刑事課神崎・黒木』のCMで、『コンフィデンスマンJPロマンス編』でのダー子とジェシーのダンスを彷彿させるようなダンスを、江口のりこさんとSixTONESのジェシーさんを踊ります。

そして『半沢直樹』のCMで『真田丸』で真田信繁を演じた堺雅人さんが「あやまってください」と叫びます。

堺さんの映像が流れた直後『NEWS23』のチラ見せ映像で、元TOKIOの山口さんが酒気帯び運転で逮捕された映像が流れました。2000年放送のTBS『Friends』で、竹内さんと山口さんは共演していて、山口さん演じる修は、竹内さん演じる美雪の事が気になっています。

一連の流れは以下の動画です。
TBSが、春馬さんが出る次回予告の後に、劇場版『コンフィデンスマンJP』での春馬さんの役名と同じ名前のジェシーさん、そして堺さんの映像を続けて流したのは、竹下さんがチャンネルを変えにくくするためだったのでしょう。
その後、『Friends』で自分が演じた美雪に好意を持っていた修役の元TOKIO山口さんの逮捕映像を観たら、竹内さんは嫌でも、獅童さんの飲酒運転事件を思い出さざるを得ません。
つまり『カネ恋』次回予告から、NEWS23チラ見せ映像までの流れも「家族が再び引き裂かれる」と竹内さんを不安心理に陥れる事を目的にしていたと考えられます。この『カネ恋』第2話が放送された2020年9月22日の5日後、9月27日に竹内さんは自ら命を絶たれました。
第3話嫌がらせ
竹内さんは視聴されていませんが、9月29日放送『カネ恋』第3話には、第1話、第2話で伏線が張られた、竹内さんへの嫌がらせが、はっきりします。
早乙女の結婚観:早乙女と牛島瑠璃がワゴン車に乗った場面で、早乙女が牛島瑠璃から手渡された自分の紹介記事に「結婚ですか?運命の人がいればすぐにでも(笑)」とあります。このコメントは、2004年10月30日公開の『いま、会いにゆきます』の撮影で出会い、2005年6月にスピード入籍した竹内さんと獅童さんの結婚観に一致します。

「おしどり夫婦突然の離婚」テロップ:早乙女が経済アドバイザーとして出演しているワイドショーが、芸能人の離婚について取り上げた場面で、テレビの画面に「おしどり夫婦 突然の離婚」とあります。
竹内さんと中林さんは、仲の良い所をタブロイド誌に撮られたりしているので「おしどり夫婦」とは、竹内さんと中林さんを意味して、二人が突然離婚することになると言いたいのでしょう。

早乙女へのバッシングと離婚:ワンボックスカーの場面で、牛島瑠璃は早乙女のタブレットのスケジュール表示から、早乙女が玲子といつ会うかを知ります。そして早乙女と玲子は、そのデートの別れ際、2人でいるところをパパラッチに写真を撮られます。これは、牛島瑠璃が情報をリークしたものです。
そして、ワイドショーも早乙女をバッシングします。その結果、以前から早乙女に不満を持っていた妻は、離婚を申し出ます。このワイドショーのバッシングが原因となって離婚へという流れも、竹内さんと獅童さんの関係と同じです。
これら第3話の演出の目的も、2006年のようにタブロイド誌がまた騒ぎ立て、自分達夫婦を離婚に追い込むのではないかと、竹内さんを不安心理に追い込む事だったと考えられます。
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